デンマークの短い夏に欠かせない、とっても美味しい伝統的なデザートがあります。
まず、お庭のベリーを皆で積むところから始まり、
ベリーと、ルバーブに砂糖をたくさん加えグツグツ煮込みます。
真っ赤なジャムのようになったら出来上がり!
このデザート、rød grød med fløde(英語:Red porridge with creamで赤いおかゆwithクリーム)というのですが、食卓に登場すると、必ず周りのデンマーク人に「言ってみて!」と言われるのが定番です。
デンマーク語のRは、喉からうがいをするようにガーっと発声するのですが、
rød grød med flødeはこれを連発するので外国人にはとても難しいのです。
「ごっ”ゴっ”めふるぅーれ」みたいな感じですが、それも大分違って私もいまだに何が正解なのかわかりません。
それで、お決まりの笑いが起きるのですが、子どもたちが楽しそうに笑ってくれたのでよかったです。
そんな「ごっ”ゴっ”めふるぅーれ」は、最後に生クリームをそのままドボドボっと加えて完成!
ほぼ液体みたいな感じなのでどうなんだろうと思いましたが、酸っぱくて、甘くて、かつクリーミーでとても美味しいです。デンマークで一番好きな食べ物のひとつになりました。
家庭によって、どんなベリーを使うかとか、何を入れるかが微妙に違って、日本の煮物や味噌汁みたいにその家の味というのがあるんだとか。
午後10時くらいまで明るいので、外で仲良く食べて楽しいひと時でした。