ストックホルムを満喫する5選

ストックホルムを満喫する5選

私にとって世界で最も魅力的な街だと思うのが、スウェーデンの首都ストックホルム。

コペンハーゲンも大好きですが、おしゃれで可愛らしい印象のコペンハーゲンに比べて、ストックホルムはエレガントで威厳があります。

毎度中央駅に降り立って外に出た瞬間にその迫力と美しさに圧倒されるのですが、空気もまたデンマークとは少し違っていて、みずみずしさを感じます。

威厳があるのに透明感もある、そんな魅力的な都市ストックホルムを初めて楽しむための5選をご紹介します!

 

おすすめ①やっぱりガムラスタン

バルト海に浮かぶ14の島から成るストックホルムですが、その中央に位置するガムラスタンという旧市街地があります。

街の発祥は13世紀まで遡るそうで、石畳や路地、古い建物がそのまま残り、時間が止まったような静かでのんびりした場所です。

 

どこを見ても素敵。

中世の騎士が歩いていても全然違和感ない雰囲気でした。

魔女の宅急便のモデルにもなった街だそうで、まさにそんな感じのパン屋さんや、こじんまりしたおしゃれなカフェやブティックがあったり、すぐ横には王宮や教会、ノーベル博物館などの壮大な建物もあって、一日ここにいても飽きないかと思います。

 

おすすめ②想像力でオペラ鑑賞

せっかく歴史ある街に滞在するのだからと思いオペラを鑑賞しました。

話がよくわからなくても、オーケストラの演奏や歌声や演出は十分楽しめますし、豪華な空間にいること自体で満足できると思います。

最後はみんなで拍手して、「ブラボー!」と言って高揚感を味わって帰りましょう。

ストックホルムにはいくつかオペラハウスや劇場があり、観劇や音楽鑑賞など、週末の夜を少し贅沢な気分で楽しめます。

一応着替えて行きましたが、ジーパンで着ている人もいたので、向こうでは気取らない夜遊びなのだと思います。

 

おすすめ③美しい街を一望できるビューポイント

先ほど紹介した中世の街並みを残すガムラスタンの南に位置するセーデルマルムという大きな島。昔は労働者階級の街だったそうですが、今はヒップスターの街としておしゃれなショップが並ぶ若者に人気のエリアです。

生まれも育ちもストックホルムだという店員さんがイチオシの場所と教えてくれたのがMONTELIUS-VAGENという高台です。

ここからストックホルムが一望できるのですが、海沿いが小道になっていて、ガムラスタンやシティーセンターに立ち並ぶ市庁舎や教会など街並みを見ながら静かにお散歩できます。セーデルマルム はおしゃれなカフェやヴィンテージショップ、素敵な公園もたくさんあるので、ふらふら散策するのにも最高です。

 

おすすめ⑤スウェーデンの伝統菓子・セムラを食べよう!

スウェーデンの伝統菓子で有名なのが「セムラ」です。

 

カルダモンの香りがする固めのバンズに、アーモンドペーストとクリームがたっぷり入っていて、シンプルで素朴だけど癖になるデザート。

その昔、スウェーデンではイースター前に断食を行う風習があり、その断食に備え、栄養価の高い食べ物として食べられていたのがセムラだそう。

スウェーデンでは1〜2月頃から、カフェやスーパーに並び始めますが、定番のスイーツとして年中セムラを置いているカフェもあるので、ぜひ探してみてください!

こちらは友人のエマが作ってくれたホームメイドのセムラ。

家庭やカフェによっていろんなバリエーションがあるそうで、セムラを探究していこうと思います!

 

おすすめ⑤北欧の神秘と死生観を感じる「森の墓地」で一息

 ストックホルム市内中心部から地下鉄で15分ほどの郊外にあるスコーグスシュルクゴーデン(森の墓地)。北欧建築の父であるアスプルンドが生涯をかけて設計した墓地は、「死者は森へ還る」という北欧の死生観を元に、美しく神秘的に作り上げられています。墓石などはあまりなく、墓地と言うよりは公園です。

人を疲れさせないシンプルな建築物に、美しい自然がマッチして、ここに来ると心が洗われる気がします。

シートを持っていって転がり、鳥のさえずりと木々のざわめきを子守唄にお昼寝するのも最高です。

墓地の概念を覆す、人の心に寄り添う優しい場所です。

 

ストックホルムの魅力は様々。このブログを書いた当時はまだあまり知らなかったのですが、行けば行くほど新たな面が見え、5選では収まらなくなってきたのでまた書きたいと思います。

どこを見渡しても、歴史的な重厚な建造物があちこちにあり、緑や海、広い空とマッチして圧倒されます。公共の大学や図書館や公園一つとっても素敵なので、いくら時間があっても足りないほど。

日本と違って地震がないのでそのような大きな建物でも残っているのだと思いますが、もう一つ、スウェーデンは第二次世界対戦の際、中立を保ちナチスに侵攻されなかったという話を聞いたことがあります。

これについては「人の命や街を守ることを優先した」という美談と、「ナチスに反抗する他の国を裏切った」という話とどちらも聞いたことがあります。

いずれにせよ、自然にも人間にも破壊されなかった街は、どっしりとした変わらない美しさを秘めていて、訪れる人を虜にすること間違いなしの魅力的な都市です。

 

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